長妻厚生労働大臣に子宮頸がん予防対策の要望書を提出しに行きました。


2010年7月21日(水)以下の団体で申し入れを行いました。
配布された書類を見るとHPVワクチンのみを公的負担を御願いしている
グループもあるようです。

私たちはあくまでも「検診とワクチン」で予防ができると考えており
HPVワクチンのみの公的費用負担を御願いしている訳ではありません。

申し入れの際に民主党の小宮山洋子先生がいましたので
先の国会で提出された「子宮頸がん予防法」に関する印象を聞いてみました。

超党派で、この法案が可決される可能性を率直に質問しました。
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/174/pdf/t071740121740.pdf

私が受けた感触としては、成立しなくもないのかなーという感じです。

小宮山先生の後姿と渡部事務局長が話している様子。
DSC00935.JPG

大臣控え室で小宮山先生と高山副理事長が緊張している様子。
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大勢の報道陣達。
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記者会見場での1コマ
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参加団体一覧(50音順):
◆医療構想・千葉
◆医療法人社団 ゆうあい会 ゆうあいクリニック
◆財団法人日本対がん協会
◆子宮頸がんから女性を守るクリック募金
◆子宮頸がん征圧をめざす専門家会議(子宮頸がんゼロプロジェクト)
◆子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成推進実行委員会
◆市民のためのがん治療の会
◆社団法人ティール&ホワイトリボンプロジェクト
◆社団法人日本産科婦人科学会
◆社団法人 日本病院会
◆全国医学部長病院長会議
◆全国骨髄バンク推進連絡協議会
◆特定非営利活動法人 子宮頸がん啓発協会 Think Pearl
◆特定非営利活動法人 子宮頸がんを考える市民の会
◆特定非営利活動法人 日本婦人科腫瘍学会
◆日本癌治療学会
◆日本臨床腫瘍学会
◆八王子内科クリニック
◆らんきゅう 子宮がん・卵巣がん患者による患者のためのサポートグループ
◆卵巣がん体験者の会スマイリー
◆リボンムーブメント
◆リレー・フォー・ライフin福岡実行委員会
◆『I know』プロジェクト

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インタビュー

河原 真木子さん
(医大生)

私が子宮頸がん検診のことを最初に知ったきっかけは、たまたま見学に行った病院で「子宮がん検診は20歳から」というポスターを見たことでした。

そのときはまだ、子宮頸がんについて詳しい知識もなく頭の片隅で気になりつつも「よし、検診に行こう」という気持ちには結びつきませんでした。

その後、大学の授業で婦人科学を習った際に、日本の子宮頸がんを取り巻く状況が深刻であることを知りました。
検診受診率の低さや、この病気が20代の若い女性に増えているということなどです。

それと同時に、とても大切なことを知りました。
それは「子宮頸がんは検診とワクチンによって予防することができる唯一のがん」であるということ。

これらの事を学び、自分の女性の一人として、とても他人事とは考えられませんでした。

まずは子宮頸がんについてもっと知らなければと思い、婦人科の先生にお話を伺ったり、関係書籍を読んだり、実際に子宮頸がんの治療が行われている現場に行きました。

その中で気づいたことは、子宮頸がんについて世間に発信されている情報がとても少ないということです。

病気のこと、検診のこと。知ってさえいれば防げたかもしれない方々を見ていると「子宮頸がん」という病気をもっと多くの方に知ってほしいという思いが強くなりました。
そこで、子宮頸がんを考える市民の会でボランティアをさせていただくことが、私の思いを叶えるための第一歩となりました。

福山 麗子さん
(会社員)

子宮頸がんのこと、ちゃんと知ってますか?「私だけは大丈夫」と思ってませんか?
・・・それは根拠のない「思い込み」です。

なぜなら、それは私自身もあなたと同じようにそう思っていたけれど、子宮頸がんになってしまったからです。
でも「私だけは大丈夫」と思いながらも、定期的に検診を受けていたため、初期の段階でがんを発見。
すぐに簡単な手術を受けて、子宮を失うことなく、今はこうして元気に快復しました。

検診を受けないと、具合が悪いかどうかなんて分からない。
ちゃんと検診を受けてさえいれば、この病気は決して恐いものではありません。
子宮頸がんは「たった一つのシンプルな方法」で防げるのです。

それは《定期的に検診を受ける》こと!
ぜひ子宮がん検診を毎年受けて、自分の大切な子宮と命を守って下さい。

堀 成美さん
(看護師/看護大学教員)

「愛がある」くらいでセックスしたら危ない。
対策もコンドームだけじゃ足りない・・・という人生の危機管理のツボを、学校では伝えきれていません。
「病気の人が増えると、儲かる大人がいるからだ」との小学生の指摘には絶句します。

生命や愛を大切にしろという前に、教える側にその「愛」=伝える努力が不足していないか、と考えなければ。セックスがはじまったら、女性に100%の安全なんてないのだから。

私自身は「将来病院の世話になりたくない 」「病気でお金が減るのはもったいない」という動機で、感染予防のワクチンに先行投資。
100%コンドームを使えない男はサヨウナラ。

そして年に1回、症状が無くても誕生月には乳がん・子宮がん・性感染症の検査をしています。

高山 須美子さん
(細胞検査士 子宮頸がんを考える市民の会・副理事長)

この検体、ちょっと見ていただけますか?」
「ん?…あぁ」
「26歳妊娠10週、妊婦検診の人です。どうですか?」
「そうだなぁ。上皮内がん(=ごく初期のがん)だろうな」
「ですよね。まぁこれなら出産可能でしょうから、妊婦検診を受けて良かったね、ってことですね」
「だね」

ここ数年、私の職場ではこんな会話が頻繁に交わされています。
若い世代の子宮頸がんの増加は驚く程で、これから更に増えていくと予想されます。
晩婚化や出産の高齢化の進む中、妊娠時以外でも積極的に検診を受けることが大変重要になります。

妊婦検診で発見できた人は幸運です。
当たり前のことですが、検診を受けていない人のがんは見つけることができないからです。

これを読んでいる貴女、最近検診を受けましたか?

主催・共催プロジェクト

みんな子宮から生まれてきた LOVE49♥

子宮を大切に想い、子宮頸がんの予防を伝えるプロジェクト