細胞診とは?
|
現在、子宮がん検診で使われている検査法です。 採取用綿棒やへら、またはブラシなどで擦り取った子宮頸部の細胞に異常がないかどうか顕微鏡で検査する診断法です。
採取した細胞を直ちにスライドグラスに薄く塗ります。アルコールで固定しその後専用の色素で染色をします。乾燥後、“細胞検査士”という専門検査技師が顕微鏡で調べ、異常な変化の見られる細胞を探します。
結果は日母分類と呼ばれる分類に従って、判定されます。 クラスIIIa
以上の場合、精密検査を行います。
| 【細胞診クラス分類(日母分類)】 |
| クラスI |
: |
正常である |
| クラスII |
: |
異常細胞を認めるが良性である
|
| クラスIIIa
|
: |
軽度〜中等度異形成を想定する
|
| クラスIIIb |
: |
高度異形成を想定する |
| クラスIV |
: |
上皮内がんを想定する
|
| クラスV
|
: |
浸潤がん(微小浸潤がん)を想定する
|
|
HPV検査とは?
|
子宮頸部の細胞を用いて、子宮頸がんの原因である高リスク型HPVに感染していないかどうか調べます。
検査結果は陽性(+:感染あり)または陰性(−:感染なし)で示されます。 HPV検査で何がわかるの?
HPV検査はがんかどうか調べる検査ではありません。がんを引き起こす可能性のあるウイルスの感染を調べる検査です。
HPV検査によって、子宮頸がんまたは異形成(がんになる前の段階)になっている可能性があるかどうか判ります。また将来、子宮頸がんまたは異形成(がんになる前の段階)になる危険性があるかどうかも判ります。
HPV陰性
→子宮頸がんの危険性はほとんどありません。
HPV陽性
→繰り返しHPV検査の結果が陽性(持続感染)となった場合、現在病変がなくても、3年以内に中等度〜高度異形成になる可能性が約20%程度あります。
|
セルフチェックとは?
|
子宮頸がん検診は住民検診や職場検診などを利用し、定期的に検診を受けるのが一番理想的です。しかし、なかなか時間が取れないなど、どうしても都合がつかない場合には、自宅で簡単に出来る子宮頸がんセルフチェックを利用する事もできます。
セルフチェックは自己採取によるHPV検査です。
セルフチェックはがんを発見する検査ではありません。
子宮頸がんの原因となるヒト・パピローマウイルス(HPV)に感染しているかどうかを調べる検査です。
セルフチェックでは30歳代で、おおよそ7〜10%がHPV陽性と判定されます。HPV陽性の場合でも一過性(一時的な)感染の場合がありますので、必ずしも異形成(がんになる前の段階)や子宮頸がんであることを意味するわけではありません。しかし、既に長期にわたって感染していた場合は細胞に異常がある可能性がありますので、念のため婦人科の医療施設を受診して、検査することをお奨めします。
|
|
|
|