子宮頸がんの治療方法

定期的な検診と治療で子宮頸がんへの進行を確実に防ぐことができます

子宮頸がんはきちんと検診を受けていれば、異形成(細胞が変化を起こしたがんになる前の段階)で発見・治療することができますので、がんに進行してから発見されることはまずありません。

ここでは異形成と子宮頸がんの治療法について解説します。

主な治療方法

異形成の治療法

異形成はその程度に応じて軽いものから順に、「軽度異形成」、「中等度異形成」、「高度異形成」に分けられます。

「軽度異形成」は人の免疫力によって自然に治癒する可能性が高いため、通常、治療の対象にはなっていません。
「中等度異形成」では状況によって、経過観察の場合もあれば、治療を行う場合もあります。
「高度異形成」ではがんへの進行を防ぐため、治療を行います。異形成の治療では「円錐切除術」という治療法が最もよく行われます。

「円錐切除術」は病変の部位を含めて子宮頸部の一部分を円錐状に切除する方法です。
最近はレーザーや高周波メスを使うことが主流で、出血も少なく手術時間も短時間(15~30分)で済みます。
この治療法は子宮を切除することなく、また子宮そのものに大きな影響がありませんので、術後の妊娠・出産にもほとんど影響はありません。

子宮頸がんの治療法

子宮頸がんの進行期は軽度のものから順に「0期」、「Ia期」、「Ib期」、「II期」、 「III期」、「IV期」に分類されます。

「0期(上皮内がん)」はがんが粘膜層にとどまっている段階ですので、異形成と同様に「円錐切除術」で完治可能です。

「Ia期」は程度が軽い場合は「円錐切除術」で子宮を残すことができますが、「円錐切除術」で病変を取りきれなくない場合は「子宮全摘術」が必要になります。

「Ib期」以降の進行がんの場合は子宮だけでなく、卵巣や卵管、その周りのリンパ節などの臓器も摘出します。また、進行がんの場合は「放射線療法」や「化学療法」も併用します。

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インタビュー

河原 真木子さん
(医大生)

私が子宮頸がん検診のことを最初に知ったきっかけは、たまたま見学に行った病院で「子宮がん検診は20歳から」というポスターを見たことでした。

そのときはまだ、子宮頸がんについて詳しい知識もなく頭の片隅で気になりつつも「よし、検診に行こう」という気持ちには結びつきませんでした。

その後、大学の授業で婦人科学を習った際に、日本の子宮頸がんを取り巻く状況が深刻であることを知りました。
検診受診率の低さや、この病気が20代の若い女性に増えているということなどです。

それと同時に、とても大切なことを知りました。
それは「子宮頸がんは検診とワクチンによって予防することができる唯一のがん」であるということ。

これらの事を学び、自分の女性の一人として、とても他人事とは考えられませんでした。

まずは子宮頸がんについてもっと知らなければと思い、婦人科の先生にお話を伺ったり、関係書籍を読んだり、実際に子宮頸がんの治療が行われている現場に行きました。

その中で気づいたことは、子宮頸がんについて世間に発信されている情報がとても少ないということです。

病気のこと、検診のこと。知ってさえいれば防げたかもしれない方々を見ていると「子宮頸がん」という病気をもっと多くの方に知ってほしいという思いが強くなりました。
そこで、子宮頸がんを考える市民の会でボランティアをさせていただくことが、私の思いを叶えるための第一歩となりました。

福山 麗子さん
(会社員)

子宮頸がんのこと、ちゃんと知ってますか?「私だけは大丈夫」と思ってませんか?
・・・それは根拠のない「思い込み」です。

なぜなら、それは私自身もあなたと同じようにそう思っていたけれど、子宮頸がんになってしまったからです。
でも「私だけは大丈夫」と思いながらも、定期的に検診を受けていたため、初期の段階でがんを発見。
すぐに簡単な手術を受けて、子宮を失うことなく、今はこうして元気に快復しました。

検診を受けないと、具合が悪いかどうかなんて分からない。
ちゃんと検診を受けてさえいれば、この病気は決して恐いものではありません。
子宮頸がんは「たった一つのシンプルな方法」で防げるのです。

それは《定期的に検診を受ける》こと!
ぜひ子宮がん検診を毎年受けて、自分の大切な子宮と命を守って下さい。

堀 成美さん
(看護師/看護大学教員)

「愛がある」くらいでセックスしたら危ない。
対策もコンドームだけじゃ足りない・・・という人生の危機管理のツボを、学校では伝えきれていません。
「病気の人が増えると、儲かる大人がいるからだ」との小学生の指摘には絶句します。

生命や愛を大切にしろという前に、教える側にその「愛」=伝える努力が不足していないか、と考えなければ。セックスがはじまったら、女性に100%の安全なんてないのだから。

私自身は「将来病院の世話になりたくない 」「病気でお金が減るのはもったいない」という動機で、感染予防のワクチンに先行投資。
100%コンドームを使えない男はサヨウナラ。

そして年に1回、症状が無くても誕生月には乳がん・子宮がん・性感染症の検査をしています。

高山 須美子さん
(細胞検査士 子宮頸がんを考える市民の会・副理事長)

この検体、ちょっと見ていただけますか?」
「ん?…あぁ」
「26歳妊娠10週、妊婦検診の人です。どうですか?」
「そうだなぁ。上皮内がん(=ごく初期のがん)だろうな」
「ですよね。まぁこれなら出産可能でしょうから、妊婦検診を受けて良かったね、ってことですね」
「だね」

ここ数年、私の職場ではこんな会話が頻繁に交わされています。
若い世代の子宮頸がんの増加は驚く程で、これから更に増えていくと予想されます。
晩婚化や出産の高齢化の進む中、妊娠時以外でも積極的に検診を受けることが大変重要になります。

妊婦検診で発見できた人は幸運です。
当たり前のことですが、検診を受けていない人のがんは見つけることができないからです。

これを読んでいる貴女、最近検診を受けましたか?

主催・共催プロジェクト

みんな子宮から生まれてきた LOVE49♥

子宮を大切に想い、子宮頸がんの予防を伝えるプロジェクト